2023年度の高校受験生の保護者様から届いた『受験体験記』です。
私の娘は、第一志望の高校に合格することができました。だけど、VもぎではB・C判定が続いていたので決して安全な道ではありませんでした。
まず内申点に関して、かなり苦戦を強いられました。
入塾する時に「オール3は真ん中ではない」「オール4がなかったら都立上位校への進学は赤信号」「都立上位校ならオール4が最低ライン」と聞いていたのですが、そこに到達するかどうか不安なところにいました。
娘の場合、特に不得意な教科が換算内申点を出す時に2倍にする実技教科で、何度も定期テストを受けてわかったのが、苦手な実技部分を挽回するためには定期テストで90点前後を取って評価が4になるかもしれないという感じでした。
それはハードルが高く、1年生の頃から通知表をもらう度に親子共に落胆していました。
ただそうはいっても頑張るしかないと本人も立ち直り、私も励まし続けた3年間でした。
勉強への姿勢・過ごし方が変わったと感じたのは中学3年の夏休み頃からです。
夏期講習の時間の長さの経験と学校説明会への参加、それに1学期の内申を記入して挑んだVもぎの判定を見て、自分の足りない部分を再確認したように思います。
それからは徐々に勉強時間が増え、冬には食事やお風呂の時間を短縮して勉強時間を作っていたのを見て、今までとの違いに驚きました。
なにより短縮できたのはスマホ時間です。受験生になり塾の時間や家庭学習時間が増える事で自然に減っていきました。
特に私から制限をかけることはしませんでした。
というのも、制限をかける事で反感を買いたくなかったのと、制限時間を意識する事で普段より見ようとすることを防ぎたかったからです。
何もしなかったわけではありません。スマホ時間が長いなと感じたらわざと話しかけたり、やっているゲームを手伝ってあげるからと渡してもらうことでスマホから離すように注意しました。
受験校の決定は、B・C判定が続いていたので1月まで悩みましたが、最終的に第一志望の高校を受験することにしました。夏までは安全校にする考えもありましたが、夏以降の頑張りがすごかったので本人も親も最後まで頑張りたい、頑張らせたいと思うようになっていました。
1月に志望校を下げることで勉強への熱量が下がり安全校が安全ではなくなることの心配もありました。
あと、ここならと思える併願先が取れていたのも大きかったと思います。
なので、やはり最後まで内申点を1つでも上げる為に、定期テストを頑張らせるよう働きかけることが大事だと思います。
受験校決定から入試当日までは、1ヶ月くらいしかありませんでしたが、勉強時間はまだまだ残されていて走り続ければまだまだ伸びていきそうな気がしました。それだけ頑張っている姿を見せてくれました。
合格は本人の努力の成果ですが、ここまで導いてくれたTOP→PASSと最後まで一緒に頑張り続けてくれた塾の仲間にとても感謝しています。
最後に、受験は親にとっても、説明会の予約・参加、情報収集、勉強する環境を整えることなどたくさんやるべき事があります。ですが、満足のいく受験期を送れるようお子さんと一緒に頑張ってください。