都立入試を終えた生徒の受験体験記です。
僕は小5からこの塾に通っていました。中1まではそこそこの成績でしたが、中2の頃から調子に乗り始め、適当に授業を受けるようになりました。そのまま3年の1回目のテストを迎え、大失敗をしました。
3年生の始め頃は、学校で「受験生としての自覚を持て」と何度も言われますが、「そんなことを言われても何も分からない」と感じると思います。それは仕方ありません。正直皆そうです。
ですが、最初のテストだけは今までとは別だと思って頑張って下さい。おそらく、この話も耳にタコができるほど聞くことになるでしょう。僕も「そんなこと言ったって今まで通りやっていればどうにかなるでしょ。」と自分を過信していました。そんな人、いるのではないでしょうか。
でも、一度も受験をしたことがない自分と、既に経験している先輩や何度も教えている先生のどちらが正しいかは分かると思います。受験生としての自覚はやっていればそのうち分かります。なので、とにかく最初を頑張ってみて下さい。夏休みを過ぎたら少しずつ分かってきます。正直、テストなんて1ヶ月ほどですが、もっと辛い物が何ヶ月も続くのが受験です。頑張って良い点数を取りましょう。
なぜそこまで言うのかというと、自分の失敗を他の人に繰り返して欲しくないからです。本格的な志望校選びは2学期だと思いますが、併願校(万一、第一志望に落ちてしまったときに行く学校)で受験するのには内申が必要です。併願校には、1,2学期どちらの内申を適用してもいい学校もありますが、2学期の内申は1学期も含めて評価するため、1学期の失敗は最後まで響きます。
併願校に行った時に、僕の1学期の成績が酷かったために普通に見せるだけでは断られてしまうので、母が「2年生まではこういう成績だったのですが今回は失敗してしまって…。」と言う度に酷く悔しい気持ちになりました。それが何回もありました。併願校だけでなく都立校にも関係するので、内申はとても大事です。
TOP→PASSは勉強量が非常に多いです。正直、夏、冬休みの後に他の塾の友達と塾の話をして慄然としました。なぜ自分たちはここまでやらなくてはならないのだろうか…と思いました。ですが、今になって考えてみると、それほどの時間自主勉強をするのは無理だと思いました。平日なら約4時間弱、土日なら朝から夕方までか昼から夜まで。むしろ、自分を制しながらやる自主勉強をこれだけ続けるよりも、幾分か楽だと思います。
また、都立入試には直接関係のない暗記テストも行いますが、それらは私立入試でもとても役立ちます。無駄なことなど何一つないので、安心してやりましょう。理社は冬に沢山やるので、夏、秋はそこまで根詰めなくてもいいです。(やらなくてもいいというわけではない)
とりあえず、何をすれば良いのか分からない人は先生に従っていれば大丈夫です。
冬には自分の弱点やこれまでの穴を埋めるための自主勉強の必要もありますが、その頃には色々と分かっているはずです。塾に置いてあるVもぎの過去問をひたすらやるのが個人的なおすすめです。冬になるとみんな落ち着かなくなってきますが、夏、秋にあれだけやったんだ、今から焦る必要はない。というふうに思いましょう。
当日になれば分かりますが、勉強を多くやったなら、本番も大して緊張しません。自分の力で自分の人生が決まる大舞台です。とても大変ですが、目標を持って進みましょう。頑張れ!!
中学生は反抗期、思春期と重なる時期でもあるので、仮に悪い方向に作用すると高校受験が上手くいかないということも考えられます。
しかしながら、『受験』というものはそんなことは一切考慮してくれません。内申点を使用する私立高校や都立高校側にとっても、反抗している子には『合格』を与えるつもりはありません。
中学校3年間、甘えることなく、他人のせいにすることなく頑張った15才だけが評価されます。
勉強量は周りの塾よりは確かに多いですね。全ていわゆる塾での『カリキュラム』の中に組み込まれております。勉強量の多さは昨年、お子様を近くの大規模塾さんに通塾させていらっしゃる保護者の方数名のご相談を受けた時にも再確認できました。やはり、中学生はどうしても自分で自主的に成績を伸ばす勉強ができないようです。※私はマスターしておりましたが。
もちろん、生まれてから初めての受験勉強です。経験のないことに対して具体的にどうすれば良いのか分かるはずもありません。頭では何となく分かったとしても、どこまで行えば良いのか理解できるはずもないのです。だからこそ、塾が導いてやらなければならないのです。
そして、最終的には自ら勉強をする力を"きちんと"つけさせる。高いレベルでの受験生を育てる。それが当塾ならではのやり方であると考えております。