【公式サイト】江戸川区船堀[都立上位高校受験専門]進学塾TOP→PASS  「君の志望校へ突破す!」

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🌸大学受験体験記10-①。~進学先:早稲田大学~

進学先 早稲田大学先進理工学部(都立戸山高校卒)

大学進学が決定したため、受験体験記を執筆します。大学受験を控える皆さんのもとに私のメッセージが届けば幸いです。なお、私自身の主観が多分に含まれていますがご容 赦願います。

❶自己紹介 ・概要 

私は東京都立戸山高等学校の卒業生です。あらゆる部活(美術部、天文気象部、放送部...etc.)に所属していました。

理系で、得意科目は英語と生物と社会全般、苦手科目は数学、好きな科目は化学、嫌いな教科は国語です。 大学では主に発生学、遺伝学、分子生物学(生体の仕組みを分子レベルで解析する学問分野)を学びたいと思っています。

・受験時出願校
私立大学→早稲田大学 先進理工学部 生命医科学科類
国立大学前期(第 1 志望)→東京大学 理科二類
国立大学後期→東京農工大学 農学部 応用生物科学科

・私の高校について
高校によってカリキュラムや文理分けのタイミング、ターゲットとなる大学群が異なるので、ここで私の通う高校を紹介します。また、指導要領が変わっていて、私の後輩の代の指導要領とは異なる点があるのでそこを念頭に置いていただきたいです。

私の学校では 3 年間で数学 1A2B、国語、英語、理科基礎全て、倫理、地理、日本史世界史(氷山の一角)、政治経済を全ての生徒が履修します。 3年時は人によって履修する科目が異なります。必修科目に加え、理系は主に数3、化学や物理、生物を、文系は世界史や日本史(氷山の残り)などを履修します。

文理分けが一般的な高校と比べ遅いのが特徴です。文理ごとにホームルームが分けられることもありません。これは、我が校が教養主義をモットーにしていることを理由としています。 
私の学校の多くの人が国公立志望です。体感上最も多いゾーンは千葉大学横浜国立大学一橋大学東京工業大学(後の東京科学大学)あたりです。

受験スケジュールとしては、 GMARCH理科大上智大学などといった中堅名門私立大学を確保(共通テスト利用をする人が多い)→早慶に挑戦して試験慣れ→国立前期(第 1
志望)→前期がダメだ ったら国立後期 というパターンの人が多いです。私立を第 1 志望とする人は国立前期を押さえ とする場合もあります。

 

❷高校生活

・高校 1 年生のときの過ごし方
中学生だったときと同じ感覚で定期考査に注力していました。これは、良くありません。点取りを勉強のモチベーションにするのは好ましいですが、副教科ばかりガチるのではなく、受験に使うであろうもの(英語や数学など)に重心を置きましょう。指定校推薦を受ける身でなければ、定期考査の点は非常にどうでもいいです (落単しない範囲に限る)。また、入学したばかりの頃は小テストの頻度の多さに苦しんでいました。

しかし、しばらく苦しんでいたら慣れました。ひとつひとつしっかりとこなしていくことで、英語力や古文漢文の力が蓄えられ、3年時に苦労しなくなる上、過酷な課題をこなせるようになることが、勉強するための体力につながります。

生活全般で言えば、勉強を頑張る中、絵などの趣味に入り浸っていました。1 年生は受験に対して恐怖を抱いてなくても大丈夫です。受験に頭を支配されていないうちに充実した毎日を過ごしておきましょう。

・高校 2 年生のときの過ごし方
クラスに大いなるライバルができたため、相変わらず定期考査をガチっていました。私の学校ではこの時期に文理決めがあるのですが、私は結構悩んでました。
悩みに悩んだ末、理系に進むことを決めました。文理分けに関しては後ほど詳細 を述べましょう。
生活全般で言うと、行事に力を注いでいました。文化祭の演劇をガチりすぎたが故に、夏休みの勉強量はまあ悲惨でした。しかし、意外となんとかなってました。
高校2年の夏休みは後悔の無い程度に遊びましょう。ラストチャンスです。

・高校3年生のときの過ごし方
激動の時期でした。文化祭のための映画製作、成績の停滞、進路についての親との論争など、多くの苦難が重なりました。

夏休みまではずっと映画製作で忙しく、勉強は二の次でした。その期間に数学の 成績が地獄のように低下しました。文化祭が終了してからいよいよ本格的に受験を意識し始めましたが思うように成績が上がらず苦労しました。基礎力がなさすぎることに気づき、延々と共通テスト対策をしていました。

共通テスト本番はコケてしまいましたが、共通テスト対策で基礎力が培われており、共通テスト後 の二次対策は思ったよりスムーズに進みました。早稲田理工と東大というかなり高いハードルを自分に課していましたが、それらに立ち向かえるくらいの実力 はつきました。基礎って大事!

・勉強とその他活動の両立
高校を一度卒業したらもう二度と高校生にはなれません。高校生でしかできな いことをして今を楽しみましょう。と言っている私ですが、思い返してみればなんだかんだ成績維持に躍起になってましたね。

部活なども、たまに来た時に一気に仕上げるみたいな感じでやってなるべく縛られる時間を減らそうと努力していました。ちなみにこれは美術部だからこそできたことです。もし私が実際に勉強を投げ打った高校生活を送っていたならば、また違う感想を持っていたかもしれません。

 

❸大学受験とは如何なるものか

・高校受験との違い
大学入試は、高校入試と異なり、全員が同じ科目を使う訳ではなく、また、同じ大学でもどのコース(学部、学科)を受けるかによって勉強しなければならない科目が違ってきま す。学校で習っても受験に使わない科目は副教科以外にも多くあります。
また、高校受験はあらゆる学力層の人が受けるのに対して、高校から専門学校等へ就職する人が一定数存在するため、大学受験を受ける層はそれよりは限られます。そのため、母集団の学力レベルは高くなり、偏差値などの基準が変わります。
学校の先生に媚びを売ることがそこまで重要ではないのも大きな相違点です。

第一に内申点が直接入試の点数になることがめったにありません。内申点を取らねばならないのは学校推薦選抜を受ける場合くらいです(少なくとも我が校の場合)。

加えて高校生活においてはテストの点数と内申点相関係数相関係数とは2つのデータの間にある線形な関係お よび強弱を測る指標です。正の値かつ絶対値が大きいければ大きいほど、一方の値の大小がもう一方の値の大小と対応しています)が大きいので、そもそも媚びを売らずともテス トの点数さえ取っておけば内申点も確保されます。

・受験に使う科目
文理ごとに使う科目をざっくりと解説します。なお、私の一個下から指導要領が変わっていますので、ここに挙げるのは私の代に対応した情報にしておきます。なお、以下は一般的な国公立大学志望に対応したものとなっているためご了承ください。

・文系類
共通テストに必要な科目→社会 2 科目、国語(現代文、古文、漢文)、英語リーディング、 英語リスニング、理科Ⅰ(いわゆる理科基礎)2科目、数学ⅠAⅡB

2 次試験に必要な科目→、国語、英語、社会1科目または数学の場合が多い(東大なら社会2科目かつ数学、京大・一橋などなら社会1科目かつ数学)

・理系共通テストに必要な科目→社会 1 科目、国語(現代文、古文、漢文)、英語リー
ディング、英語リスニング、数学ⅠAⅡB、理科Ⅱ2科目

・2次試験に必要な科目→国語(東大・京大・一橋ソーシャルデータサイエンス
などに限る)、数学(数Ⅲを含む場合が多い)、理科 2 科目、英語 だいたいこんな感じですが、受けるところによって細かい違いがあります。受験校が決まったらしっかり調べておきましょう。

 

❹重要な選択に際して

・文理選択

私は高校2年時、化学と世界史を愛し、英語を武器とする文理どっちつかずな人 でした。化学の楽しさに心躍る一方、世界史への愛が強く、文系に行きたいとも思っていました。最終的に、以下に挙げる理由から理系を選択しました。

1)コスパ

私立大学にいわゆる「理系学部」が少ないのはなぜでしょうか。その理由として、理系学部を設けると研究費や設備費がかさむことが挙げられます。この事実が示すように、大学で理系の学問をやるためには多くの費用が必要とされます。
一方、私のやりたかった歴史はどうでしょう。書店に行けば大人の学習のための 本がズラリと並んでいます。実験のための高額な設備も必要ありません。
しかし国公立大学では、理系学部でも文系学部でも我々の払う学費に大差はありません。以上のことより私は、同じ学費を払ってよりカネのかかる学問ができる理系学部に進学する方がコストパフォーマンスが優れているのではないかと判断しました。

2)古典がダルかった

私の高校では3年時に、理系に進んだ場合は数学、文系の場合は古典を週5単位履修することになります。この事実を知った時、古典大嫌い人間の私は「古典5単位よりはまだ数学5単位の方がマシやん!」と思い、理系に気持ちが傾きました。

3)理転は文転より困難

大抵の理系学部の受験には数Ⅲをやることが必要とされます。歴史はまだ独学でもいけますが、数Ⅲはきついです。よって数Ⅲに耐えられるならば理系の方が替えが効くだろうと思いました。

4)適性
文系はキラキラしていそうで自分に合っていなさそうだと感じました。なんか ふわふわ茶髪女子が多そう?

 

・文理決めに関して後輩へのアドバイス

1)数学・英語やっとけ

数学と英語ができればどっちにせよ割となんとかなります。逆に、無理だと道が大いに狭まります。得意なら伸ばしましょう。苦手なら頑張りましょう。

2)将来のビジョンがないのは普通
「将来やりたいことなんかないよー」「何の学部にすればいいかわからない」... だいたいみんなそうです。私もかつてそうでした。はっきりした夢のある人の方が珍しいです。将来の目標を無理矢理設定するのは難しいので、将来のビジョン が固まっていない段階では、自分の選択は如何に替えがきくかを重視すべきだと思います。

3)受験に使う科目を知っとこう

受験に使わない科目を必死にやっても効率が悪いので、受験に何の科目が必要かは把握しておきましょう。受験を意識することに対しては拒否感があるかもしれ ませんが、早めにやっておくべきです。

4)自分の意思で決定すべし
他人に言われるがままに文理を決定すると、何らかの形で詰んだとき(自分に合 わないと気づく、勉強へのモチベが保てないなど)に他人に責任転嫁してしまうので、他人のアドバイスは聞きつつもあくまで自分の意思で決定しましょう。私は親の意向で理系にしたという要素が強いのですが、数学が出来なくなった時、「私を理系にした親のせいだ...」と思ってしまっていました。

5)受験科目は趣味ではなく武器である
好きな科目だからといって苦手な科目や学習に莫大な時間を要する科目をわざ わざ受験科目として使う(たとえば理系が共テで世界史を使うなど。ちなみに私も一瞬考えていた。)のはおすすめしません。趣味としての学問は個人でいくらでもできるので、受験科目はあくまで受験に使う武器だと割り切りましょう。

 

・受験校設定

難易度、自宅からの距離、受験科目、入試日、学ぶ分野、校風などなど、考慮すべき事項は多くあります。これらのうち一つ二つを「最優先事項」として設定し ておくと、受験校を絞りやすいです。
私の場合だと、「自宅からの距離」(両親の意向)と「学ぶ分野」を最優先事項と しました。その結果大学がかなり絞られ、受験校決定にはそこまで時間を要しませんでした。むしろ、絞られすぎました。「自宅から通える生物系の国立」だと、東大理科二類と農工と千葉園芸くらいしかなく、後者 2 つの難易度は勉強のモチベーションを保つのに不十分だったため、東大理科二類を第 1 志望にせざる を得なかったのです...。

また、とりあえず早期から大学調べをしておくことをおすすめします。情報がな ければ判断のしようがないです。私は怖がらず積極的にオープンキャンパスや学園祭に行くべきだったと未だに反省しています。オープンキャンパスに参加すれば、パンフレットからはわからないリアルの雰囲気がわかる上、自分に合う大学だった場合、その大学に行くモチベーションが桁違いに上がります。

具体的な志望校が決まっていない段階でも、定めた「最優先事項」を満たす大学をリストアップし、大学情報を確認できるようにしておきましょう。受験勉強で 忙しい時期にこの作業を残さぬよう...。

 

そしてここで、行きたいところを受けるべきか行けるところを受けるべきか論争 に、個人的な提言をひとつさせていただきます。
結論から言うと、各々にとってモチベーションが維持できる、または精神的な負 担をなるべく避けられる選択をすること、そして、他人の意見に流された選択を避け、あくまで自分の意思で受験校を決定することをお勧めします。

あるところに受かるかどうかは結局自分の学力に依存します。よって、受験校設定において重要なのは、その受験校に向けて学習を続けていくモチベーション や気力が保てるかどうかだと思います。

ハードルが高すぎるとモチベーションが上がらない人、課題が困難であればある ほど闘志が湧く人、様々なタイプの人がいるでしょう。自分がどんなタイプなのかよく見極めることが肝要です。

モチベーションや気力を保てなくなる致命的な要因のひとつに、自分で意思決定していないことがあります。いつでも他人に責任転嫁できる状況では最後まで やっていけないでしょう。自分の選択には自分で責任を持つことができるよう、人の言うことはあくまでその人の主観的な意見だと割り切り、流されすぎないよ うにすることが重要です。
自分の心に向き合って、最後まで戦っていけるような選択をしましょう。

 

❺受験勉強 ・いつから受験を意識すべきか
1,2年の頃は全く受験をほぼ意識しておらず、自分から目を逸らしていた節が ありました。3 年の頃は文化祭の映画製作などで忙しく、受験勉強に時間をフルで注げたのは半年程度でした。

受験を意識し始めるに妥当な時期は、個人的な経験から語らせていただきますと、2 年の冬〜3年の春です。

その時期に具体的に何をすべきかというと「志望校をある程度絞っておく」「受験に必要な科目の確認」「志望校の出題傾向を調べる」「補完すべき部分の確認(単語力、計算力など) 」「必要な参考書の購入」「ダラけ癖、遊び癖から抜け出す努力をする」「固定された勉強場所をつくる」などです。

早めから受験を意識しろとはよく言われますが、受験を怖がる必要は決してありません。むしろ、受験を知った方が恐怖は軽減されます。人が恐怖を感じる対象は「未知のもの」。よって、1,2 年生にとっていつか来る受験が怖いのは、受験がまだ未知のものであるからという原因もあるでしょう。 受験がどういうものなのかを知り、どうやったら乗り越えられるかを知れば恐怖は和らぐのではないでしょうか。

・各教科の勉強のコツ(基礎力養成)

各教科の学習について、私の経験の範囲で説明します。ここでは、共通テストに も 2
次試験にも必要な基礎力、それを養うための学習という観点で話を進めて いきます。

国語  まずは古典文法!古文単語!これに尽きます。やらないと3年時に地獄を見るので、小テストなどを地道にこなしましょう。TOP→PASSで中3のときに行っていたキツネも役に立ちました!

現代文と漢文は暗記よりも慣れの要素が強いのですが、古文は前提として文法力・単語力がないと何も始まらないからです。古文に関しては、文法と単語を叩き込むのと同時に「古文常識」をやりましょう。「古文常識」は古文を読む上での基礎知識となり、学習すると古文の世界観に入って行きやすくなります。 漢文は、読めるからといって手を抜いていると本番前にいざやってみると解けなくてヤバいということに気づき苦労するので定期的にやりましょう(友達の友達の経験談)。
国語は素質と慣れです。私は素質を持ち合わせていませんでしたが、慣れである程度カバーできました。慣れを身につけるためには、学校から出された課題を真面目にこなすのが最も効果てきめんでした。

数学 提出課題や定期考査の対策を真面目にやりましょう。1,2年の時はあまりの課 題の量にヒーヒー言っていましたが、それに耐えることにより数学を長時間やることに耐えられる体を手に入れました。 また、私は定期考査ごとに頭がリセットされる体質だったため、以前やった範囲の復習は模試の前などにやっておくべきだったと思います。3年の夏休み、あまりの基礎の抜け具合に驚愕した思い出があります。
国立や早慶の受験数学が解けるようになるためには青チャートをやりましょう。分厚い参考書なので時間がかかりますから、早めに始めておきましょう。とても基礎力が養
われます。 私は数弱なのでまともなアドバイスができません。

そこで、我が校の文系プレイボーイに(慶應義塾大学 商学部合格、上智大学経済学部合格、東京理科大経済学部合格、一橋大学商学部合格待ち)君にお話を伺いました。
「解けなかった問題をマークして、答えを熟読し解き方を理解して、理解したら 答えを見ずに自分で解けるレベルまで持っていきましょう。後は俺の才能です。」
※理系に行く人へ!数Ⅲの微積は演習を積んで確実にできるようにしておこう!微積が苦手だとかなり詰む(経験談

 

②に続きます。