正直、私は早稲田大学の入学試験を受ける前も、そして受けてからも、まさか自分が合格するなんて思ってもいませんでした。過去問を解いていても一度も合格点に達したことがなく、当日の問題も確実な根拠なしに勘に頼って解いたものが少なくなかったからです。しかし、そんな私でも必ず実を結ぶと信じて日々勉強を続け、第一志望校に合格することができました。
私が実際に行って効果があったと感じた勉強法、勉強をしていたなかで失敗したと思ったことを紹介していきます。
まず効果があった勉強法について。
一つ目は、単語などは時間をかけるより回数を重ねて覚えることです。その理由は、一度完璧に覚えたと思っていた単語でも三日経つと忘れてしまっていたということがよくあったからです。長い時間をかけて一回で覚えようとするよりも、短い時間で何度も繰り返しその単語に出会うことで定着しやすくなります。また、古文の単語はその語源、日本史の出来事はその背景まで理解すると頭に残りやすいです。
二つ目は、日本史のまとめノートを作ることです。過去問を解き終えて答え合わせをする際に解説を読み、自分の知らなかったことをノートに書き留めておくと、本番直前に何を見返すか迷わず、荷物も日本史はノート一冊とコンパクトに済みます。
次に自分で失敗したなと思ったことも二つ挙げます。
一つ目は、一つの教科に何冊も問題集・参考書を買ったことです。問題集や参考書はどれもだいたい千円前後で売られているため、全教科二・三冊揃えようとするとかなりの金額になってしまいます。そのうえ、どれから手をつけるべきか、わからないことをどの本を使って調べるか、というように迷って余計な時間をとられ、結果的に勉強の効率低下につながることもあります。そのため、基本一冊に絞って勉強することをお勧めします。
二つ目は、私の苦手科目であった日本史の勉強を先延ばしにしていたということです。日本史はとにかく覚えなければならないことがたくさんあります。私はもともと日本史にそれほど興味がなかったうえにその膨大な量に気後れしてしまってなかなか本腰を入れて勉強し始めることができず、入試直前期にとても苦労しました。私のようにならないために、まずは自分の勉強する内容に興味を持つことが大切です。それが苦手科目克服への第一歩となります。今、克服できずに悩んでいるという人はぜひその科目の面白さに気づいてください!
自分に合うと感じる勉強法は人によって異なるので、私の勧める方法が合わないという人もいるかもしれません。参考程度に捉え、自分なりの勉強法を模索し、確立していってください。
さて、受験勉強に励む中で、ふと孤独を感じる、何のために頑張っているのかわからなくなってやる気を失ってしまう、といったことがあると思います。
そんなとき、私は友達の存在がすごく大きな力になっていました。時には同じような目標を持つライバルとして競い合ったり、また時には悩みを共有して励まし合ったり、と切磋琢磨することで共に成長できたことは、今となってはかけがえのない思い出です。この経験を通して「受験は団体戦」という言葉の意味を真に理解できたような気がします。
最後に、これから受験期を迎える高校生の皆さんはきっと不安に思うことばかりだと思います。ですが、怖いと思うのは皆同じです。気負いすぎることなく、支えてくれる周りの人々への感謝を忘れず、仲間と共に高め合って困難を乗り越えてください。応援しています!
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