学校と同じ「勉強をするところ」という感覚でいることが保護者の方や子どもたちにもあるので、話がおかしくなるところがあるんだよね。
「いつか入らせよ」と思って、そのまま時間が流れ、、、、
子どもが「今の塾のクラスについていけない」というのは、塾側に責任があるわけではなく、
結局それまで行動しなかった保護者にだって責任はあるのだ。
小6から都立中の受験勉強を始めて簡単にいくわけないでしょ。
「公立中ならお得だから」とか安易な考えで手を出してはダメだよ。勉強するのは無駄ではないけど。
都立中は真のトップの子で無いと合格はできない。合格目標偏差値一覧表をよく見て欲しい。
「努力したらなんとかなる」なんてレベルの位置に名前が書いていないから。
子どもが血を吐くくらいの勉強をこれから一年させようとも思っていないでしょ?
中学生だって同じ。
「追いつく」のはそれだけ大変なこと。子どもにどうしても負担を強いることになる。
子どもにその負担をかけてしまったのは、塾ではなく間違いなくスタートが遅かった保護者。
これは勉強だってスポーツクラブだってみんな同じこと。
どこかで聞いた話、個別塾かな?
中3で新入生の子に、それまでの内容があまりにも理解できていない(土台ができていない)ので、中1の内容からやり直しさせていたら、
「中3の内容を勉強させて下さい」
「この先生は定期考査で得点を取らせる気が無い」
などと言われてしまったらしい。
うーん、下手な積み重ねのせいでの現状なのに、いきなり中3の内容を定着させられるわけがない。
勉強において適切な積み重ねはとても大事。
中学校の定期テストで得点が取れていない生徒は、この積み重ねが正しくできていなかった生徒。
場合によっては中3の生徒でも小学生の内容からやり直すべき生徒も多くいる。
そこから改善しないとダメな状態のまま14年間過ぎてしまった中3は多い。
定期テストで得点を取らせたかったら「中学生から頑張る」のでは上手くいかない生徒が学校内の4分の3はいると思う。
そしてその子のペースに合わせていたら、物凄く適性がある以外の殆どの子たちはずっと追いつけない。
スポーツなら顕著にそれがわかるはず。センスある一握りの子だけはどんどん伸びてしまうけど、他の多くの子たちは基礎の部分がなかなか定着できないもの。
これは勉強だって同じこと。
塾に入ればそれまでののんびりした生活、家庭環境が大きく変わって大変になるのは当たり前なんだよ。