該当する場合、これまで『英検Ⓡ教』や『英検Ⓡ神話』に浸りすぎたということでしょうね。
小さい頃から熱心に毎年英検の級を上げることだけを考えていた。
バランスが明らかに悪すぎた・・・
そういうケースは毎年必ずありますね。
失敗例が出回っていないので・・・。
何故か英検Ⓡだけは
取り憑かれてしまうんですよね。。。
英検2級を取っているのならば、その力があるのならば、
中3のVもぎやWもぎで偏差値70前後あって当たり前。
ちょっとしたファッション感覚なのかも知れません。
英検2級を取得しているのに英語模試で60くらいならば、
真の英語力は大変怪しい状態、
または日本語で思考する力に問題があるのだと思います。
仮に英語の偏差値が70で良くても、他の教科は偏差値55あたり・・・
それで目標校は偏差値67以上、、、
その場合は明らかに勉強そのものの考え方、費やした時間が偏りすぎた結果ですね。
お子さんの特性として『英検さえ進めて行けばなんとかなる!』では無かったということです。
都立国際高校?都立三田高校?
国語、数学、理科、社会も実技教科も、英語と同じように準備して来ましたか?
とても『英語だけができるお子さん』が合格できる高校ではありません。
英語以外の教科で足をひっぱり偏差値60も超えていない教科がある。
通知表の数字も英語だけが5だけど・・・という状態。
そういうケースが毎年どこかで必ず発生しています。
現在お子さんが小学生などの場合には本当に注意して勉強を進めて頂きたいと思います。
「英検Ⓡのことしか考えていませんでした」
「こんなに全教科の内申が必要とは思ってもいなくて、、、」
とならないように気をつけましょう。
「英検Ⓡ英語」と「受験英語」や「受験そのもののシステム」は全く別の道です。
それだけは理解されていた方が良いです。
受験とは関係ない道の方は『お子さんを”英検Ⓡマシーン”にしたいのならばどうぞ』ということです。
本当に英語を極めてきて『英検2級レベル』の本物の力があれば、高校入試の過去問はスラスラできるはずです。
都立自校作成高校の問題も、難関私立の問題もスーラスラ。
それができていない状態ならば、勉強全体のやり方が悪かった証拠です。
そして、受験は英語だけではないので、偏った学習はやはり危険です。
「英検Ⓡ」はあくまで習い事の一つ。
後々『悲劇』を生じさせないためにもそう思って欲しいのです。
お子さんが小学生時代のうちに
英語だけを伸ばそうとする学習は止めましょう。
高校受験では偏った学習では上位高校は狙えません。